田辺大根(読み)たなべだいこん

精選版 日本国語大辞典 「田辺大根」の意味・読み・例文・類語

たなべ‐だいこん【田辺大根】

  1. 〘 名詞 〙 ダイコン栽培品種一つ。大阪市東住吉区田辺町の産。根は円筒形で、末端は膨大で丸く、丈約三〇センチメートル、直径約九センチメートルで肉はやわらかい。すがはいりにくく、耐寒性もあるので、一月頃まで収穫が可能。煮物・甘漬に適している。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「田辺大根」の解説

田辺大根[根菜・土物類]
たなべだいこん

近畿地方大阪府の地域ブランド。
主に大阪市東住吉区で生産されている。東住吉区田辺地区の特産であった白首大根。根身は白色の円筒形で、末端が少し膨大して丸みを帯び、葉には産毛のような毛がない。明治時代の田辺大根は、短根で縦横がほぼ同長のものであったが、次第に長型に淘汰改良された。なにわの伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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