田頃家村(読み)たごろけむら

日本歴史地名大系 「田頃家村」の解説

田頃家村
たごろけむら

[現在地名]上宝村田頃家

高原たかはら川上流右岸にある小山村、西は笹島ささじま村、高原川対岸は蓼俣たてのまた村。天正一五年(一五八七)一二月一三日の元江馬家家臣河尻勘平宛の金森長近知行宛行状(飛州志)に「廿壱石 高原そうれ之郷内たころけ村」とみえる。元禄飛騨国検地反歩帳によると、高原郷に属し、高一二石余、田三反余・畑四町五反余。「飛騨国中案内」では免四割六分七厘、家数二四(うち寺一・百姓一九・門屋三・地借一)。天明八年(一七八八)の村明細帳によると、田一石余・畑二二石余、うち新田高一一石余、反別田四反余・畑九町七反余、家数二三、男四一・女三二・僧三、牛七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android