由無し事(読み)ヨシナシゴト

デジタル大辞泉 「由無し事」の意味・読み・例文・類語

よしなし‐ごと【由無し事】

つまらないこと。とりとめもないこと。
「つれづれに侍るままに、―ども書きつくるなり」〈堤・由無し事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「由無し事」の意味・読み・例文・類語

よしなし‐ごと【由無事・由無言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つまらないこと。益のないこと。たわいもないこと。とりとめもないこと。
    1. [初出の実例]「よしなし事いひたる人の返事に」(出典:康資王母集(1106頃か))
  3. くだらないことば。つまらない話。漫言
    1. [初出の実例]「よしなしごと言ひてうちも笑ひぬ」(出典:徒然草(1331頃)三〇)

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