申伝(読み)もうしつたえる

精選版 日本国語大辞典 「申伝」の意味・読み・例文・類語

もうし‐つた・える まうしつたへる【申伝】

〘他ア下一(ハ下一)〙 まうしつた・ふ 〘他ハ下二〙 (室町時代頃からヤ行にも活用した)
① (「言い伝える」の謙譲語) 取り次いで申しあげる。
源氏(1001‐14頃)若菜下「人の御消息もえ申つたへたまはず」
② 語り伝え申しあげる。また、語りつぐ。
古本説話集(1130頃か)一「法華経をあけくれよませ給ひけりと、人申つたへたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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