申越(読み)もうしこす

精選版 日本国語大辞典 「申越」の意味・読み・例文・類語

もうし‐こ・す まうし‥【申越】

〘他サ四〙 手紙使いなどを通じて申して来る。言ってよこす。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子好色五人女(1686)一「清十郎死おくれて、つれなき人の命、母人の申こされし一言に、おしからぬ身をながらへ」

もうし‐こし まうし‥【申越】

〘名〙 申し越すこと。言ってよこすこと。また、そのことば。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉六「時々手紙にて御申越(マウシコシ)のある様に御健康であるか知らん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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