畏怖(読み)イフ

デジタル大辞泉 「畏怖」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「畏怖」の意味・読み・例文・類語

い‐ふヰ‥【畏怖】

  1. 〘 名詞 〙 おそれおののくこと。また、その気持
    1. [初出の実例]「其畏之者、以実可畏怖而有慢之理也」(出典童子問(1707)下)
    2. 「下民愈朝廷の威権に畏怖して」(出典:鄰艸(1861)〈加藤弘之〉)
    3. 「僕は厭悪と多少の畏怖とを以て此子を見て通るのであった」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)

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普及版 字通 「畏怖」の読み・字形・画数・意味

【畏怖】いふ

おそれる。

字通「畏」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の畏怖の言及

【恐れ】より

…根源的恐れとしては,宗教的体験による情動として,R.オットーが,その著《聖なるもの》(1917)で,宗教的感情を分析し,神の力や意志,または聖なる力を意味するラテン語のヌーメンnumenから,ヌミノーゼNuminose感情という言葉を作り,その基底に相反する1対の感情が存在することを明確にした。それが畏怖(トレメンドゥムtremendum)と魅惑(ファスキナンスfascinans)であり,心理学者のユングは,人間が心の深奥にある元型にふれる時に,この根源的恐れと魅惑を感じると述べている。【秋山 さと子】。…

※「畏怖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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