畝・畦(読み)うね

精選版 日本国語大辞典 「畝・畦」の意味・読み・例文・類語

うね【畝・畦】

〘名〙
① 畑に作物の種をまいたり、植えつけたりするなどの目的で、一定の間隔に列状にみぞを切り、その土をみぞの側に細長く盛り上げたもの。
書紀(720)天武八年八月(北野本鎌倉初期訓)「嘉禾(よきあは)を献れり。畝(ウネ)異にして、穎同じ」
② ①のように高低が線状をなしているもの。小高く連なった地形や波のうねり、織物の形状などをいう。
※大観本謡曲・知章(1427頃)「唯滄波のうねに浮き沈む水鳥の如し」
鬚鯨(ひげくじら)類の下顎の下面から胸にかけてある数十条のひだ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android