番浦 省吾(読み)バンウラ ショウゴ

20世紀日本人名事典 「番浦 省吾」の解説

番浦 省吾
バンウラ ショウゴ

昭和期の漆芸日展参事。



生年
明治34(1901)年2月24日

没年
昭和57(1982)年10月15日

出生地
石川県七尾市

学歴〔年〕
七尾中

主な受賞名〔年〕
日本芸術院賞〔昭和38年〕「象潮」

経歴
石川県七尾市の蒔絵師について漆芸を学び、昭和11年文展で初めて特選関西漆芸界の中心として戦後も日展などで活躍、38年には「象潮」で芸術院賞を受賞した。海や雲をテーマにした作品が多く、金や銀、色漆を使った不定形な画面で独特のイメージを表現した。代表作に「草花図彩漆衝立」(11年)「双象」(47年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「番浦 省吾」の解説

番浦省吾 ばんうら-しょうご

1901-1982 昭和時代の漆芸家。
明治34年2月24日生まれ。生地の石川県で蒔絵(まきえ)技術をまなび,関西で活躍する。戦後はおもに日展に出品。昭和38年「象潮」で芸術院賞。41年大阪の四天王寺極楽門漆絵大壁画を完成した。昭和57年10月15日死去。81歳。七尾中学卒。代表作に「双象」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例