異方性エネルギー(読み)いほうせいエネルギー(英語表記)anisotropic energy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「異方性エネルギー」の意味・わかりやすい解説

異方性エネルギー
いほうせいエネルギー
anisotropic energy

結晶軸に対する方向によって変化する電磁気的エネルギー磁気異方性を例にとると,たとえば鉄の結晶立方晶系に属する結晶であるが,稜方向と体心対角方向とでは磁気モーメントの向きやすさに約3倍の差がある。異方性エネルギーが最小で,最も向きやすい方向を磁化容易軸という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android