畳付(読み)たたみつける

精選版 日本国語大辞典 「畳付」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐つ・ける【畳付】

〘他カ下一〙 たたみつ・く 〘他カ下二〙
① 乱雑になった紙、着物などをきちんとたたむ。
※少年行(1907)〈中村星湖〉六「衣服を、襟を折り前を返してちゃんと畳み附ける」
俳諧・細少石(1668)秋「たたみつけてなげしは座敷相撲哉〈元重〉」
※歌舞伎・今文覚助命刺繍(不動文次)(1883)序幕「さう二人してたたみ附(ツ)けられては、流石のおれも大閉口だ」

たたみ‐つき【畳付】

〘名〙
① 表に畳をとりつけたもの。特に、下駄草履などで、表に畳を縫いつけたもの。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六「五十銭の畳附(タタミツキ)に、一円麦藁帽子
茶碗などの直接底が畳にふれる部分。主として茶人がいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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