畳表(読み)タタミオモテ

デジタル大辞泉 「畳表」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐おもて【畳表】

藺草いぐさの茎などと麻糸とで織ったござの表につける。産地により備後びんご琉球表などがある。

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精選版 日本国語大辞典 「畳表」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐おもて【畳表】

〘名〙 藺草(いぐさ)の茎などを麻糸で織ったむしろ。畳の表などに取りつけて用いる。その産地によって備後表・琉球表・近江表などがある。
御湯殿上日記‐長享三年(1489)四月二五日(頭書)「御たたみおもてはかりかはる」

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世界大百科事典(旧版)内の畳表の言及

【イグサ(藺草)】より

…イとも呼び,茎を畳表や花むしろの材料とするために栽培もするイグサ科の多年草(イラスト)。茎の髄を灯心として利用したところからトウシンソウの名もある。…

【畳】より

…日本住宅に使われる伝統的な床材。よく乾燥した稲わらを縦横約1m×2m,厚さ5cmほどに麻糸で縫い固めた畳床(たたみどこ)の表面に,イグサ(藺草)を木綿糸で編んだ畳表(たたみおもて)を麻糸を使って端部で縫い付け,縫目を布縁(へり)で覆ったもの。薄板を張った床板上に,部屋の大きさに合わせて何枚も敷き詰める。…

※「畳表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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