疎抜(読み)おろぬく

精選版 日本国語大辞典 「疎抜」の意味・読み・例文・類語

おろ‐ぬ・く【疎抜】

〘他カ五(四)〙 (「おろ」は「おろか(疎━)・おろそか(疎━)」の「おろ」に同じ)
多くの中から必要なものを残し、その他のものを抜き取る。間引く。より出す。取りのける。うろぬく
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一(1761)智二「市のつれりちぎな顔はおろぬかれ」
産児を間引く。堕胎間引きをする。嬰児(えいじ)を殺して産児を制限する。
③ 間をおく。遠ざかる。
黄表紙・見徳一炊夢(1781)「おれもはや、女郎買にあき印、〈略〉女郎かいも当分おろぬくつもりだ」

おろ‐ぬき【疎抜】

〘名〙 おろ抜くこと。また、そのもの。間引(まび)き。うろぬき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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