疣・肬(読み)いぼ

精選版 日本国語大辞典 「疣・肬」の意味・読み・例文・類語

いぼ【疣・肬】

〘名〙
皮膚にできる小さな突起物。角質層の肥厚から生ずるもの。〔正倉院文書‐神亀三年(726)山背国愛宕郡雲下里計帳〕
浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)座摩社「惣躰、背中に有る疣(イボ)は背疣といふて」
イカタコ吸盤
※虎明本狂言・張蛸(室町末‐近世初)「はりだこといふは、両に皮をひっぱって、まはりにいぼが有程に」
③ 物の表面に小さく突起している物。
幸若ほり川(室町末‐近世初)「武蔵がばうと申は〈略〉八尺五寸の其内に、八十三のいほをすへ、くぎかしらをみがきたて」

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