疫病神で敵をとる(読み)やくびょうがみでかたきをとる

精選版 日本国語大辞典 「疫病神で敵をとる」の意味・読み・例文・類語

やくびょうがみ【疫病神】 で 敵(かたき)をとる

疫病神が取り付いて、かねてから敵とねらっていた者の命をとってくれる。自分から手を下さなくても、意外な好機がきて目的を達するたとえにいう。疫病の神で敵をとる。
浮世草子・当世銀持気質(1770)二「町内はやくびゃう神で敵(カタキ)とる宿老の犬好」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android