疲弊・罷弊(読み)ひへい

精選版 日本国語大辞典 「疲弊・罷弊」の意味・読み・例文・類語

ひ‐へい【疲弊・罷弊】

〘名〙
心身がつかれ弱ること。〔日誌必用御布令字引(1868)〕
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三「瑞典より攻め襲はれし疲弊も、これによりて稍々回復したりけり」 〔戦国策‐秦策〕
国力経済力などが弱まること。費用がかさみ、困窮すること。
※古学先生文集(17C後頃)二「孔明以罷弊益州之地、欲魏呑呉削平天下
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「財を費し人を殺し国力疲弊せざるものなかりしが」 〔諸葛亮出師表

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android