病耄(読み)やみほうける

精選版 日本国語大辞典 「病耄」の意味・読み・例文・類語

やみ‐ほう・ける【病耄】

〘自カ下一〙 やみほう・く 〘自カ下二〙 長く病んで耄碌(もうろく)する。病気のためにぼける。やみほける。
史記抄(1477)四「言は父の繆公こそ病ほうけて、すぢない事云われたりとも」

やみ‐ほうけ【病耄】

〘名〙 病気のためにぼけること。また、その人。
浄瑠璃鎌倉三代記(1716)五「毛虫めら、病(ヤ)みほうけの頼家に、差し込まれては年来大望が成就せぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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