痺を切らす(読み)しびれをきらす

精選版 日本国語大辞典 「痺を切らす」の意味・読み・例文・類語

しびれ【痺】 を 切(き)らす

開化入口(1873‐74)〈横河秋濤〉下「婚礼仏事の坐敷で痺(シビレ)をきらして蒼い顔を襞(しが)め」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「痺(シビレ)をきらして居た僕を伯父が紹介すると」

しびり【痺】 を 切(き)らす

※俳諧・鷹筑波(1638)三「月の夜はしびりをきらせ雲の脚〈定之〉」
浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)三「サアしびりきらしたかはりには。神仏にかこつけてかくしくろめる妾のこそ部屋

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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