普及版 字通 「療(漢字)」の読み・字形・画数・意味
療
常用漢字 17画
(異体字)
20画
[字訓] いやす・なおす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。正字はに作り、樂(楽)(らく)声。樂は手鈴の形。シャーマンがこれを振って、病魔をはらう呪術を行った。〔説文〕七下に「治(いや)すなり」とし、重文として療を録する。〔詩、陳風、衡門〕「以てゑを樂(いや)すべし」とは、(いや)す意。「ゑをす」とは、欲望を充足することをいう。
[訓義]
1. いやす、なおす、おさめる。
2. やむ、うれえる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イヤス・イユ 〔立〕療 イヤス・イユ・ツクロフ・ヲサム・スクフ
[語系]
療()liはji、(薬)jikと声近く、療・は療治すること、は鈴で病魔を祓うこと、は生薬を用いることをいう。
[熟語]
療渇▶・療飢▶・療▶・療救▶・療護▶・療視▶・療疾▶・療愁▶・療治▶・療妬▶・療病▶・療貧▶・療法▶・療憂▶・療養▶・療理▶
[下接語]
医療・灸療・救療・攻療・診療・施療・請療・摂療・治療
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報