癒合(読み)ユゴウ

デジタル大辞泉 「癒合」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐ごう〔‐ガフ〕【癒合】

[名](スル)傷がなおり、離れていた皮膚筋肉などが付着すること。傷口がふさがること。
「傷は見るまに―して」〈寅彦春寒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「癒合」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐ごう‥ガフ【癒合】

  1. 〘 名詞 〙 傷口がなおって、ふさがること。離れた皮膚・筋肉などが付着すること。〔医語類聚(1872)〕
    1. [初出の実例]「凡ての創口を癒合(ユガフ)するものは時日であるといふ格言を、彼は〈略〉深く胸に刻み付けてゐた」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android