白山山頂遺跡(読み)はくさんさんちよういせき

日本歴史地名大系 「白山山頂遺跡」の解説

白山山頂遺跡
はくさんさんちよういせき

[現在地名]白峰村白峰など

石川・岐阜県境にまたがる白山は、御前ごぜん(二七〇二・二メートル)大汝おおなんじ(二六八四メートル)けんヶ峰(二六七七メートル)の三主峰からなり、各種信仰遺物が採集されているのは、白山奥宮や大汝神社が鎮座する御前峰・大汝峰を中心とする地域。昭和六一年(一九八六)に室堂周辺を含む山頂部一帯で測量調査および遺物採集を実施。その遺物は、銅製品(仏頭・懸仏・鈴・飾金具・銅銭など)・鉄製品(鉄剣・刀子・独鈷・鰐口・火打鎌・釘・鋲など)・石製品(石仏・光背・狛犬・礫経石など)・土器類(須恵器・土師器・土師質土器・陶磁器など)・ガラス製品(玉類)など多岐にわたり、総数は約二千三〇〇点に及ぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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