白州梯子・白洲階子(読み)しらすばしご

精選版 日本国語大辞典 「白州梯子・白洲階子」の意味・読み・例文・類語

しらす‐ばしご【白州梯子・白洲階子】

〘名〙
縁先などの小石を敷きつめた所から縁側にかけられた低い梯子
歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)大切「本舞台三間の間、高足の二重、縁側つき、白洲階子(シラスバシゴ)をかけ」
② 能舞台正面に設けられた三段の梯子。能が徳川幕府の式楽として奉仕していたころ、当日の奉行が舞台に上がって、揚幕に向かって開始を告げたり、時服を役者に与えたりする時の昇降に用いた。現在ではその名残として残されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android