白猿(読み)はくえん

精選版 日本国語大辞典 「白猿」の意味・読み・例文・類語

はく‐えん‥ヱン【白猿】

  1. 〘 名詞 〙 白い毛の猿。
    1. [初出の実例]「石見国言、獲白猿一、木連理六」(出典日本三代実録‐元慶三年(879)一一月二七日)
    2. [その他の文献]〔梁書‐林邑国〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の白猿の言及

【サル(猿)】より

… しかし,古代から唐代ころまでは,猿(えん)(猨,など)と呼ばれるテナガザルの系統がとくに神秘化され,猴(こう)と呼ばれるマカック属の系統は卑しいとされた。とくに白猿は,神仙にもたとえられるほどで,人間の女をかたって妻にすることさえ許された。宋代ころからは猿の神秘性はうすれ,代わって猴をめぐる話が優勢となる。…

※「白猿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android