白禿瘡・白癬・白雲（読み）しらくも

精選版 日本国語大辞典

しら‐くも【白禿瘡・白癬・白雲】

〘名〙 頭の毛のはえる部分にできる、えんどう豆大の白色、灰白色円形の伝染性発疹。軽いかゆみがあり、かくと白い粉が落ちてくる。頭部浅在性白癬(はくせん)。しらくぼ。〔文明本節用集（室町中）〕

※足袋の底（1913）〈徳田秋声〉二「赭い頭艫(あたま)の地の白雲も、汚らしかった」

出典　精選版 日本国語大辞典