白綿(読み)はくめん

精選版 日本国語大辞典 「白綿」の意味・読み・例文・類語

はく‐めん【白綿】

〘名〙
① 白い綿。真綿
菅家文草(900頃)四・驚冬「牀上巻収青簟、篋中開出白綿衣」
② 鷹のからだの部分の名。眼下から翼のつけ根にかけての部分。
※武用弁略(安政再板)(1856)八「包脛(はうきゃう)の毛長く狭衣の毛白綿(ハクメン)を挟り」

しろ‐わた【白綿】

〘名〙 白色の綿。また、特に真綿(まわた)
曾丹集(11C初か)「茅花(つばな)抜く浅茅が原も老いにけりしろわた曳ける野辺と見るまで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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