白茂高原(読み)はくもこうげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白茂高原」の意味・わかりやすい解説

白茂高原
はくもこうげん / ペクムコウオン

北朝鮮の東北地方、咸鏡(かんきょう)山脈北西部に展開している高原。高原は、中生代以後長津江(ちょうしんこう)の侵食削剥(さくはく)を受けて形成された準平原地殻運動によって隆起した高位置準平原である。隆起運動は傾動地塊を伴い、北西側は緩慢に傾斜し、南東側は急傾斜している。その後河川開析によって、西頭水流域を除いてはほとんど高原状の地形がみられない開析高原に変化した。

[魚 塘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android