白雲神社(読み)しらくもじんじや

日本歴史地名大系 「白雲神社」の解説

白雲神社
しらくもじんじや

[現在地名]葉山村姫野々 東本城

姫野々ひめののの中央部に鎮座。主祭神は木花開耶姫命、配神は大物主神・奥津彦神・奥津姫神・宇迦魂神・磐長姫神。旧村社。もとは白雲権現と称し、姫野々の産土神であった。例祭一〇月二七日。

津野氏が、姫野々ひめのの城築城に際し四方固めの神社として勧請したと伝え、津野氏滅亡後退転していたのを、正徳元年(一七一一)村民再建。神体はその際掘出した鏡であるという(南路志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の白雲神社の言及

【葉山[村]】より

…村域は古くは半山(はやま)郷とよばれ,中世,津野荘一帯に広く勢力を有した津野氏が,姫野々に城を構えていた。姫野々の中央に鎮座する白雲神社は,その築城に際し四方固めの神社として勧請したものという。同じく姫野々の三島神社,また永野の春日神社も津野氏の勧請と伝え,この両社では例祭に花取り踊が奉納される。…

※「白雲神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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