デジタル大辞泉
「白馬の節会」の意味・読み・例文・類語
あおうま‐の‐せちえ〔あをうま‐セチヱ〕【▽白馬の節会】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あおうま【白馬】 の 節会(せちえ)
奈良時代から
朝廷での年中行事の
一つ。正月七日、左右馬寮
(めりょう)から白馬を庭に引き出して、
天皇が
紫宸(ししん)殿で
御覧になり、その後で群臣に宴を賜わった。この日、青馬を見れば年中の邪気を除くという中国の故事によったもので、
葦毛の馬あるいは灰色系統の馬を引いたと思われる。文字は「白馬」と書くが
習慣により「あ
おうま」という。あおうま。あおばのせちえ。《季・新年》
※
古今著聞集(1254)三「いづれの年にか、
白馬節会に、進士判官藤原経仲まゐりたりけるに」
はくば【白馬】 の 節会(せちえ)
宮中年中行事の一つ。正月七日、天皇が
紫宸殿で左右馬寮の
官人の引く白馬二一頭を観る
儀式。あおうまの
節会。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報