白鮫(読み)しろざめ

精選版 日本国語大辞典 「白鮫」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ざめ【白鮫】

〘名〙
鮫皮を漂白したもの。刀剣の柄(つか)などに用いる。しらさめ。
※名語記(1275)六「たちのつかなどにふするしろさめ」
② ドチザメ科の海産のサメ全長約一メートル。同科の別種ホシザメによく似ているが、体側に白点がないことや、ひれの位置の違いなどで区別される。沿岸の砂泥底などにすむ。胎性。北海道以南の日本各地、東シナ海から南シナ海まで分布する。生食にしたり、かまぼこ材料にする。

しら‐さめ【白鮫】

〘名〙 漂白した鮫皮。刀剣の鞘(さや)や柄を巻くのに用いた。しろざめ。
※俳諧・俳諧類船集(1675)女「白鮫(サメ)の粒のそろひたるは人の細工に及ぶへき物ともおもはれず」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「白鮫」の解説

白鮫 (シロザメ)

学名Mustelus griseus
動物。ドチザメ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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