白鳥一雄(読み)しらとり かずお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白鳥一雄」の解説

白鳥一雄 しらとり-かずお

1915-1952 昭和時代警察官
大正4年10月1日生まれ。札幌市警察本部警備課長在職中の昭和27年1月21日夜,帰宅途中に射殺された。36歳。北海道出身。日本共産党札幌委員会の村上国治委員長らが逮捕・起訴され,被告側はでっち上げを主張したが,有罪が確定した。戦後の代表的な公安事件のひとつで,白鳥事件として知られる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の白鳥一雄の言及

【白鳥事件】より

…1952年1月21日夜,札幌市警察本部警備課長の白鳥一雄警部が自転車で帰宅途中,後方から自転車で追ってきた男にピストルで射殺された事件。警察は日本共産党関係者の犯行と断定して,同党札幌市委員会委員長の村上国治らを逮捕,札幌地方検察庁も55年8月,村上とほか2人を殺人の共謀共同正犯として起訴した。…

※「白鳥一雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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