百沼比古神社(読み)ももぬまひこじんじや

日本歴史地名大系 「百沼比古神社」の解説

百沼比古神社
ももぬまひこじんじや

[現在地名]志賀町百浦

百浦ももうら集落南端鎮座祭神は百沼比古神と、明治四二年(一九〇九)に合祀したわか宮の祭神大鷦鷯命。旧村社。「延喜式」神名帳羽咋郡の「百沼モモヌノ比古神社」に比定される。江戸時代には加茂大明神(三州式内等旧社記)とよばれたが、宝暦一一年(一七六一)の社号書上申帳(嵯峨井文書)には「鴨大明神、旧号百沼彦神社」とあり、江戸中期頃から式内社にあてる説が定着したとみられ、天明(一七八一―八九)以降の堀松組巨細帳(政氏文書)にも百浦村の宮は百沼比古神社と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android