百練抄・百錬抄(読み)ひゃくれんしょう

精選版 日本国語大辞典 「百練抄・百錬抄」の意味・読み・例文・類語

ひゃくれんしょう ヒャクレンセウ【百練抄・百錬抄】

鎌倉後期歴史書。一七巻。編者未詳。亀山天皇在位中の成立とされる。安和二年(九六九)から正元元年(一二五九)までの史実を漢文編年体で記す。公家日記を抄録したと推定される記事が多い。鎌倉時代中・後期の年代記としての史料的価値は高い。巻三までは散逸し、冷泉天皇以後の部分が現存する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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