皓皓・皎皎(読み)こうこう

精選版 日本国語大辞典 「皓皓・皎皎」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう カウカウ【皓皓・皎皎】

〘形動タリ〙
① 白々と光り輝くさま。きょうきょう。
経国集(827)一三・奉試賦得隴頭秋月明〈藤原令緒〉「皎々含氷白。輝々入鏡澄」
平家(13C前)九「のぼれば白雲皓々として聳え」 〔詩経唐風・揚之水〕
② 潔白なさま。また、清らかなさま。〔楚辞‐漁父辞〕
③ むなしく広いさま。なにもなく広がっているさま。転じて、おおらかなさま、ひろびろとして大きいさまにもいう。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一「余る所は皎々冽々たる空霊の気丈になる」 〔大戴礼‐衛将軍文子〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android