皮膚小稜・小溝(読み)ひふしょうりょう・しょうこう(英語表記)cristae cutis and sulci cutis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皮膚小稜・小溝」の意味・わかりやすい解説

皮膚小稜・小溝
ひふしょうりょう・しょうこう
cristae cutis and sulci cutis

皮膚表面には細かい起伏があって,その高まりのところでは真皮の表面から表皮の中に突出する乳頭がある。この皮膚の表面の高まりを皮膚小稜といい,幅は約 0.2mm。その間の溝を皮膚小溝という。皮膚小稜の高いところに汗腺が開口している (汗口) 。触覚小球の上にある小稜および小溝は特異な紋を形成していて,特に指には個人差があり,これを指紋という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android