皺腹(読み)シワバラ

デジタル大辞泉 「皺腹」の意味・読み・例文・類語

しわ‐ばら【×皺腹】

しわの寄った、老人の腹。へりくだった表現にも用いる。「皺腹かき切ってわびる」
《皺腹を切る、の意から》老人が切腹すること。
「これにて―つかまつり」〈浄・吉野忠信

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「皺腹」の意味・読み・例文・類語

しわ‐ばら【皺腹】

〘名〙
① しわのよった腹。老人の腹。
葉隠(1716頃)八「我等老後隠居の身にて皺腹を可切とは」
② (「皺腹を切る」の意) 老人が切腹すること。
浄瑠璃・吉野忠信(1697頃)一「是にてしははら仕り、二たび御所へは帰らじ」

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