目増・目勝(読み)めまし

精選版 日本国語大辞典 「目増・目勝」の意味・読み・例文・類語

め‐まし【目増・目勝】

〘名〙
目方が、ある基準値より多いこと。
※日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉三「一定減量より多くの目切なき時は却て之を意外として目増の名称を附し、十反に二十銭以上の増金を与へつつあり」
遊戯一種さいころを振って、その目数の多いものを勝ちとするもの。中世博打(ばくち)の一種として流行した。
吾妻鏡‐安貞三年(1229)五月二三日「将軍家召出扇、令于彼人々中給、各以目増勝負之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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