目桑村(読み)めつかむら

日本歴史地名大系 「目桑村」の解説

目桑村
めつかむら

[現在地名]立山町目桑・伊勢屋いせや

白岩しらいわ川の左岸にあり、北は六郎谷ろくろうだに村、南東たに村。「めくわ」ともいう。村名は桑の生育が良好で、良質の繭を産出したことから芽桑と名付けられ、のち目桑に改めたものという(五百石地方郷土史要)。当村は白岩川の谷間の村のなかでは最大の集落で、目桑八幡社(現目桑神社)は永禄五年(一五六二)造営と伝えられ、戦国時代後半には村が成立していたといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android