精選版 日本国語大辞典 「目離」の意味・読み・例文・類語
め‐か・る【目離】
〘自ラ下二〙 (「めがる」とも。対象から目が離れる、見なくなる意) 見馴(な)れていた人や物を次第に見なくなる。
※伊勢物語(10C前)四六「世中の人の心は、めかるれば忘れぬべき物にこそあめれ」
め‐かれ【目離】
〘名〙 (「めがれ」とも) 対象から目が離れること。目を離すこと。見ないでいること。会わないでいること。
※伊勢物語(10C前)八五「思へども身をしわけねばめかれせぬ雪のつもるぞわが心なる」
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