直奏(読み)ジキソウ

デジタル大辞泉 「直奏」の意味・読み・例文・類語

じき‐そう〔ヂキ‐〕【直奏】

[名](スル)取り次ぎを経ないで、直接、天皇に申し上げること。

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精選版 日本国語大辞典 「直奏」の意味・読み・例文・類語

じき‐そうヂキ‥【直奏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一定手続、取次を経ないで直接天皇に申し上げること。
    1. [初出の実例]「凡任官叙位及薨卒。応給封田者。官下符省。省造奏文。付内侍直奏。訖即施行〈称直奏者。他皆准此〉」(出典:延喜式(927)二二)
    2. 「島津泉州これを鼓舞して、朝廷に直奏(ヂキソウ)せし」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉二)
  3. じきそ(直訴)
    1. [初出の実例]「若背此旨、申懸者有之者、百姓御庭へ参、可直奏」(出典:相模剣持文書‐天文一九年(1550)四月一日・北条氏印判状)

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