直目安(読み)じきめやす

精選版 日本国語大辞典 「直目安」の意味・読み・例文・類語

じき‐めやす ヂキ‥【直目安】

〘名〙 (「目安」は訴状の意) 江戸時代一定順序を踏まないで、ただちに上級裁判所に提出した訴状。原則として禁じられていたが、代官などの非違を訴える場合には、例外的に受理された。〔禁令考‐前集・第五・巻四三・慶長七年(1602)一二月六日〕
随筆驢鞍橋(1660)下「此節、直目安(ヂキメヤス)をかつぎ、若(もし)法の筋悪きを御用ひ遊れば、日本一州忽ち邪法と成べし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android