直鎖(読み)チョクサ

デジタル大辞泉 「直鎖」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐さ【直鎖】

分子で、炭素原子が環状枝分れの構造ではなく、1本鎖状に連なっている構造。ノルマルを付けて、ノルマルブタンのようによぶ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直鎖」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐さ【直鎖】

  1. 〘 名詞 〙 分子の構造を表わすことば。環や枝分かれのない直線状に炭素の連なった構造。接頭語ノルマル(n-)をつけて化合物を命名する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「直鎖」の解説

直鎖
チョクサ
normal chain

飽和炭化水素にみられる環構造や枝分れ構造のない直鎖状構造をいう.慣用名では炭素の直鎖構造(パラフィン)に接頭語ノルマル(記号n-)をつけてn-パラフィンと命名する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android