相店(読み)アイダナ

デジタル大辞泉 「相店」の意味・読み・例文・類語

あい‐だな〔あひ‐〕【相店】

相借家あいじゃくや」に同じ。
「我ら―の指物さしもの細工いたされ候人にて」〈浮・文反古・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「相店」の意味・読み・例文・類語

あい‐だなあひ‥【相店】

  1. 〘 名詞 〙 同じ棟の中にともに借家すること。また、その借家人相借家(あいじゃくや)相長屋(あいながや)
    1. [初出の実例]「念仏講も欠てゆく月〈雪柴〉 相店の人の世中すゑの露〈卜尺〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)
    2. 「相店(アイタナ)八兵衛欠落(かけおち)して行衛しれず」(出典咄本・鹿の子餠(1772)俄道心)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android