複数の神が相並び坐(ま)す殿の意で、その祭神もしくは御殿(ごてん)をいう。合殿、会殿とも記す。谷川士清(たにかわことすが)の『倭訓栞(わくんのしおり)』には、「凡(およ)そ神社には皆相殿あり、儀式帳に同殿神称相殿と見ゆ」とある。同じ殿内に2神以上の神が祀(まつ)られた場合の称であるが、一般に神社の祭神は、主祭神と配祀(はいし)神または従祀神とに分けられ、配祀神または従祀神を相殿神という。『延喜式(えんぎしき)』神名帳に「前」とあるのは、相殿神をさしたものとみてよい。相殿神に対する礼遇は主祭神よりも下る場合が多い。また、扉は二つあるが、2間を一つにあわせてつくった社殿を、相殿造または二間社(にけんしゃ)という。
[沼部春友]
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