相済(読み)あいすむ

精選版 日本国語大辞典 「相済」の意味・読み・例文・類語

あい‐す・む あひ‥【相済】

〘自マ五(四)〙 (「あい」は接頭語。「すむ」の改まった言い方)
物事が終わる。きまりがつく。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
※虎明本狂言・雁盗人(室町末‐近世初)「おぼしめすままにあひすんで御ざる程に」
② (多く打消の形をとって、謝罪の意を表わすのに用いる) 義務義理が果たせる。申し訳が立つ。
塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一四「旦那様、誠に相済みません」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android