真の台子(読み)しんのだいす

精選版 日本国語大辞典 「真の台子」の意味・読み・例文・類語

しん【真】 の 台子(だいす)

  1. ( 「真」は台子を飾る基本的な方式。行・草よりも重視された ) 茶の湯に用いる正式茶棚四本柱の棚に風炉(ふろ)茶碗・茶入・水さしなどを載せたもの。真の台子の点茶法は、点前最上位に有り、その伝授を得て、宗匠となる。
    1. [初出の実例]「茶の湯は真(シン)の台子(ダイス)迄を心安くおぼえ」(出典浮世草子日本新永代蔵(1713)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android