真上村(読み)まかみむら

日本歴史地名大系 「真上村」の解説

真上村
まかみむら

[現在地名]高槻市真上町一―六丁目・月見つきみ町・緑が丘みどりがおか一―三丁目・名神めいしん町・西真上にしまかみ一―二丁目・天神てんじん町一―二丁目・奥天神おくてんじん町二丁目・浦堂うらどう一―二丁目・真上

服部はつとり村の南東にあり、あくた川中流左岸に位置する。同川支流真如寺しんによじ川が村域西部を南流し、南東部に近接して西国街道が通る。北は服部村と芥川あくたがわ村の村領(飛地)で、服部村の北側に当村飛地がある。古代島上しまかみ郡真上郷(和名抄)、中世真上庄の地。享徳四年(一四五五)正月三〇日の真上与阿弥入道等寄進状(霊松寺文書)に「島上郡真上村内 字牛飼山」とみえる。

慶長一〇年(一六〇五)摂津国絵図では「コウトク寺・安生寺・真神村」ともで高六〇八石余。元和初年の摂津一国高御改帳では六二八石余。のち山高二石余が加わり(天保八年「郡秘録」三嶋家文書)、寛永―正保期(一六二四―四八)の摂津国高帳では六三〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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