真弓神社(読み)まゆみじんじや

日本歴史地名大系 「真弓神社」の解説

真弓神社
まゆみじんじや

[現在地名]常陸太田市真弓町

真弓山のじんみね鎮座。峰を通る参道の両側には樹齢約三〇〇年の大杉二〇〇本余の並木がそびえ立ち、麓からの眺望は偉観である。祭神は大己貴命・少彦名命。旧村社。社伝によると大同二年(八〇七)の創立という。坂上田村麻呂と大伴乙麿が北征の時ここに八所はつしよ権現を斎祀し、のち寛治年中(一〇八七―九四)源義家が祈願、陸奥平定の帰途に弓八張を報賽したので真弓八所権現といった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報