真打ち(読み)しんうち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真打ち」の意味・わかりやすい解説

真打ち
しんうち

落語講談浪花節など,寄席最後に演ずる芸人,また,その資格を有する芸人の地位をさす。落語家にとっては最高の位で,前座,二つ目を経て,師匠や協会幹部,関係者などから,ふさわしい技量を認められ,推挙された者が承認される。昇進の際には披露興行が催される。ただし,大阪 (上方) 落語では興業形態の違いのため真打ちの呼称は用いていない。

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