真筆(読み)シンピツ

デジタル大辞泉 「真筆」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴつ【真筆】

その人が本当に書いた筆跡真跡。「空海真筆」⇔偽筆
[類語]自筆直筆直書自書自記肉筆

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精選版 日本国語大辞典 「真筆」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぴつ【真筆】

  1. 〘 名詞 〙 真実の筆跡。その人が本当に書いた筆跡。真跡。
    1. [初出の実例]「真影銘以真筆南无阿彌陀仏与若我成仏十方衆生〈略〉之真文」(出典:教行信証(1224)六)
    2. 「軸は則ち偽書多く、書は則ち真筆無し」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四)
    3. [その他の文献]〔劉迎‐題十眉図詩〕

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普及版 字通 「真筆」の読み・字形・画数・意味

【真筆】しんぴつ

自筆の書画。〔画史〕(周)今人、佛を得ては則ち命(な)づけて道子)と爲すも、未だ眞なるを見ず。人、を以て~格式と爲す。故に似たる多く、尤も鑒定しし。余(われ)白首なるも、止(た)だ四軸の眞筆を見るのみ。

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