真観(1)(読み)しんかん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真観(1)」の解説

真観(1) しんかん

1276-1341 鎌倉-南北朝時代の僧。
建治(けんじ)2年生まれ。時宗四条派の祖。鎌倉極楽寺の忍性(にんしょう)に戒律を,紀伊(きい)興国寺の無本覚心(むほん-かくしん)に禅をまなぶ。正安(しょうあん)2年(1300)上野(こうずけ)板鼻で真教にあい,時宗に帰依。のち京都の祇陀林寺布教広義門院の帰依をうけ,同寺を金蓮寺(四条道場)と改称した。暦応(りゃくおう)4=興国2年6月2日死去。66歳。上総(かずさ)(千葉県)出身。俗姓牧野。法号は浄阿,浄阿弥陀仏。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android