真角(読み)まっかく

精選版 日本国語大辞典 「真角」の意味・読み・例文・類語

まっ‐かく【真角】

〘名〙 (形動)
直角であること。また、そのさま。
※颶風新話(航海夜話)(1857)二「船がシクロネのバーンへ真角(マッカク)になる一線の上に居れば」
正真正銘であること。真実。また、そのさま。
※俳諧・みとせ草(1697)「あきの別を告るむら鴨〈荷月〉 真っ角の雲津の鮓や鮎さひて〈其角〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真角」の解説

真角 しんかく

?-? 室町-戦国時代の能面師。
僧といわれる。喜多古能(9代七太夫)著「仮面譜」などで,「仮面古作」8人のひとりとされる。各流派でもちいられる「真角」(怪士(あやかし)面の一種)を創作したとつたえる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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